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植物活性液・土壌改良剤・有機質肥料・糖蜜の販売/有限会社サンジェットアイ

ニームとは


■条件が悪い場所でもたくましく育つニームの木

ニームの木
ニームは美しい広葉の常緑樹で高さ30メートル、太さ2.5メートル。
幹はまっすぐで樹皮は厚い。
根は地中に深く張り、傷つくと吸枝が生えてくる。
また、刈り込みに強く、頂部の枝は何度も活発に芽を出す。

花は白くて小さく、雌雄同花で、蜂蜜のような香りがあるため蜂がたくさん
寄ってくる。約2センチで楕円形の甘い果実がなり、熟すと黄色あるいは
緑がかった色になる。

ニームの実がつくのは3〜5年後からで、10年で生産力がピークとなる。
寿命は200年以上。条件が悪い場所でもたくましく育つ丈夫な木である。

原産地はインドおよびミャンマーと考えられており、インドでもっとも広く利用されている。
20世紀初頭にアフリカに移植後、現在は世界各地に広がり30カ国にも定着している。

ニームは繁殖しやすく、種子、苗および若木で増やせるほか組織培養もできる。
通常は種子から繁殖し、実生にしたり苗床で苗木を育ててから移植する。

■農業や家庭での害虫駆除に優れた効力をもつニーム

1959年、スーダンでのバッタ大襲来で、唯一被害を免れたのはニームの木であった。
ニームの実や葉からの抽出物は多くの種類の害虫を攻撃する。

これまでの研究の結果、200種類以上の昆虫、ダニ、センチュウ、菌類、バクテリアおよび数種のウイルスに
作用することがわかっている。

さらに人や動物や益虫には害を及ぼさず、また生物分解性があるので作物や土壌に残留することなく、
害虫に遺伝的な抵抗性を生じることもない。

■化学殺虫剤とはまったく異なるニームエキスの驚異的な性質

ニームエキスは炭素、水素、酸素だけで構成されており、化学殺虫剤に見られる塩素、硫黄、窒素といった元素は
含まれていない。
主な成分はアザディラクチンであり、化学殺虫剤のように害虫に対して直接殺虫効果があるのではなく、害虫の摂食や
変態や繁殖を抑制するなどの作用があるため、幼虫の場合サナギになることができず死んでしまう。
さらに強力な摂食阻害効果により幼虫は餓死する。

また、サラニンという成分を含んでいるが、これは害虫に対して忌避作用があり、
ほとんどの家庭用防虫剤に含まれているdeetより忌避作用が強い。

さらにニームは20種類以上の成分を含んでいるためその性質は驚異的である。
単一の化学殺虫剤では連用すると害虫に抵抗性を発達させてしまうが、ニームエキスでは
各成分がそれぞれ別個に害虫の作用点に働くため、遺伝的な抵抗性の発達が見られない。

■ニームエキスは植物全体に吸収されることにより植物を害虫から保護

ニームエキスの成分は、植物に吸収され植物体の全体に浸透移行する。
これは希釈液を土壌に施用する方法でも可能である。

成分は根から吸収され、茎や幹を通って植物の上部に移行し、植物内部から保護する。
そのため作物に関しては10週間にわたり害虫の被害がなかったことが試験結果で上げられている。

またこのとき、成分は植物の内部にあるので降雨で洗い流されることはなく、ミツバチや天敵に影響を与えることも
なく、また新しい伸長した枝葉でも害虫の食害から保護できるのである。


→小論文「ニームの木は地球を救う」(PDFファイル)


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